「地域は我が家、この街で生きたい 」大阪府高槻市の介護老人保健施設 ふれあい


介護老人保健施設 ふれあい
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    私の思い・私の仕事     
    
【お読みいただく皆様に】
 「私の思い・私の仕事 〜ふれあいスタッフの「こころ」〜」は、社団法人全国老人保健施設協会
の発行する機関誌「老健」に毎号掲載されている「私の思い・私の仕事」へ投稿した原稿を集め
たものです。

 残念ながら、これまで掲載には至っていませんが、ふれあいの各部署での仕事への取り組み
内容、その思いがわかりやすく書かれています。

 その意味から、より多くの皆様にふれあいにおける高齢者介護の様子を知っていただくこと
で、今後ともふれあい運営へのご理解とご協力をお願いしたくホームページに掲載・PDFファイル
での配布をさせていただきます。

■目次
相手の立場になって考える(元)通所リハビリ木村 裕子
最後まで、その人らしく2階介護職 杉本 恵美
あなたの生きがいってなんですか?(元)老健3階 介護職 幸家勇人
支援相談員としての喜びを感じながら(元)支援相談員 早川勝
終末期におけるリハビリテーション(元)理学療法士 小比賀美千代
※(元)は入稿時の部署です。詳細はタイトルをクリックしてご覧ください。
▲表紙は白光蓮です。
 今年屋上庭園で育ててきました。
私の思い・私の仕事.pdf (351KB)】でもご覧いただけます。


 「相手の立場になって考える」 通所リハビリ(現施設ケアマネージャ) 木村 裕子
 私は介護の仕事をする前に保育の仕事をしていました。保育士と介護福祉士、対象者が子供
と高齢者という全く違う職種のように思われますが人相手の仕事であり、その人の成長や生活の
質を維持、向上していくためにサポートしていくという意味では重なる部分がたくさんあるように感
じます。

 ただ言葉がけに関しては二者は両極端であると私は思います。子供は生まれて少しずつ様々
なことを覚えていきます。真っ白なキャンパスにどんな絵を描くのか、それは周りの大人や環境に
よって変わってきます。

 その為、場合によっては断言的、否定的な言い方をしなくてはならない時もありました。しかし高
齢者の方々にはこれまで生きてこられた人生があり、誇りを持っておられます。

 介護の仕事をするようになってから私が最も大切に思っている事は「相手の立場になって考え
る」ということです。「こんな風に言われたらどう思うだろう」そう考えると自ずと優しい言葉がけが
出来るのではないでしょうか。時には促したり、中断させなければいけない場面もあります。

その時でも相手の気持ちになって考え、対応していく必要があると思います。世間では高齢者虐
待のニュースがよく流れています。

 自施設においても委員会を設置し、接遇面の強化、虐待予防に努めています。優しい言葉で皆
が接すればきっともっと笑顔が増える、そう信じてこれからも頑張っていきたいと思います。


 「最後まで、その人らしく」 2階介護職 杉本 恵美
 人とのコミュニケーションが苦手だった私が、介護という仕事に就いて、10年が経過しました。
昨年、看取り介護を経験し、この方がこの世を去る、その最期の時を、家族でもない私が、どの
ように接するべきなのか悩みました。

 まず、利用者のこれまで生きて来られた人生を知る事、家族との関わりを知る事、そして、今を
知る事が、その方に合ったケアプランを立案できるのではないかと思いました。

徐々に食事が食べられなくなる中で、私達は、安全と栄養の確保を重視した食事の提供をします
が、利用者は、大好きなマグロが食べたい!家族も本人の食べたい物を食べてもらいたい!と
言われました。

 すごく悩みましたが、スタッフと相談し、本人の希望通り、マグロの握り寿司を家族に持って来て
頂き、食べてもらいました。今までに見られなかった満面の笑みと「美味しい」という言葉を聞き、
食べたいという思いを第一に考えて良かったと強く感じました。

この看取り介護を通して、一番感じた事は、本人・家族とのコミュニケーションの重要性、そして
何より、職員間の連携をスムーズに取ることで、利用者・家族の信頼・安心に繋がる事を実感し
ました。

 これから、様々な出会い・別れがあると思いますが、最期までその人らしく過ごせる介護を考
え、実践していきたいです。


 「あなたの生きがいってなんですか?」 (元)老健3階 介護職 幸家勇人
 私には元気な祖父母がいます。祖父母は介護をしている私を自慢に思ってくれています。しか
し、仕事の都合上なかなか会えていません。

 先日私に娘が産まれた為、2年ぶりに祖父の家に会いに行く事にしました。祖父は会うと決まっ
たその日から「おはよう。ひいじいちゃんだよ」と練習していましたが、練習の成果もなく、祖父に
抱かれた娘は大号泣。

 それはそうです、まだ6ヶ月ですから。でも祖父母の温もりを感じたのか2泊3日の最終日、娘
は笑顔で抱かれるようになりました。

 帰る際、私に「来てくれてありがとう。あんたも忙しいし、じいちゃんばあちゃんに気を遣わなくて
いいよ」と笑顔で話してくれた後「また来てね」と何度もひ孫に言っている姿をみて、涙が込み上げ
てきました。 世間では当たり前の光景かもしれません。でも、施設で暮らしている利用者にこんな
喜びがどれだけあるだろうと考えた時、私の仕事の重要さを再確認できました。

 毎日会えるからこそ、安心できる事・話して頂ける事もあると思い、それからいつも以上に長く
会話をしようと心掛け、利用者の生きがいを聞きだそうとする自分がいます。

 介護職として今年で8年目、今さら遅いかもしれませんが、一歩成長するきっかけをくれた祖父
母、本当に感謝です。これからも介護士として頑張っていきます。


 「支援相談員としての喜びを感じながら」 支援相談員(現管理課長) 早川勝
 5年の介護職経験を経て支援相談員となり、早4年目を迎えました。介護職の5年もさることな
がら、相談員としての3年は瞬く間でした。

当初は介護職との業務の違いに戸惑いの連続でしたが、介護職で得た知識と感性をフルに活用
し、支援相談という分野で利用者・家族の生活に関わることは、介護職とはまた違ったやりがい
がありました。

 得られる実感も介護職とは少し違いますが、利用者さんの笑顔に変わりはなく、他事業所との
連携協力の下、利用者・家族とともに安心できる生活を一緒に考えていけることが喜びとなりまし
た。

 また、個別の希望や環境因子に柔軟に対応できるのが老健の強みであり、その機能を十分に
発揮できるよう常に立ち止まり、振り返り、確認しながら支援に努めています。

そのような在宅支援に取り組むこの3年間はこれまでの経験で最も充実した期間だったと実感し
ています。

 一方、法改正やR4システム導入など、今後より一層支援相談員の重要性が高まることに不安
と重圧も覚えます。この3年間、老健への多種多様な相談が多いことに驚きました。

 そんな中、多機能という括りの中で、在宅支援から看取りまでを担う老健施設は、今後間違い
なく地域包括ケアの重要拠点になると実感しています。より一層その役割を発揮し、利用者・家
族の生活を包括的に支えていけるよう、日々奮闘していく次第です。


 「終末期におけるリハビリテーション」 理学療法士(現病院リハビリ科) 小比賀美千代
 「あんたかぁ。ようきてくれたなぁ。ありがとう」
居室を訪問し声をかけると、そう言って笑顔を見せてくれる92歳のAさん。でも、その笑顔は入所さ
れてきた頃とは違い、活気のない微笑みでした。

 「あんたかぁ」と言っていただいたものの“たぶんなんとなく顔を覚えておられるだけだろうなあ”
と思いながらベッドで臥床されているAさんの手を握り、ゆっくり軽擦し関節を動かすと「ぬくい手
やなぁ。気持ちええわぁ」と言われ穏やかな表情をみせてくれました。

 終末期と診断されたAさんの手足は冷たく、浮腫のため元気だったころの倍くらいの太さになっ
ていました。

 終末期に理学療法士としてできることは限られています。しかし、不動による苦痛の緩和、裾癖
などの廃用症候群の予防、拘縮の予防など尊厳ある最期を迎えられるよう行わなければならな
いリハビリテーションは、急性期や回復期のリハビリテーション同様とても重要なものだと感じてい
ます。

 数日後の早朝、Aさんは眠るように最期を迎えられました。理学療法士になり23年。何年経って
も患者・利用者様から学ばせて頂くことの多いこの仕事。

 利用者様への敬意の念を忘れず、穏やかな終末期を送っていただけるよう、これからも他職種
と連携しながら寄り添っていきたいと思います。。

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