当施設では、介護職員等の処遇改善を図るため、介護職員等処遇改善加算を取得し、職員の賃金改善に取り組んでいます。また、職員が安心して働き続けられる環境づくりを目指し、研修・教育体制の充実や職場環境の改善など、介護サービスの質の向上につながる取り組みを行っています。

当法人では、国から給付される加算額を上回る賃金改善を確実に実施し、職員の生活安定とモチベーション向上を図っています。

  • 加算額を上回る確実な賃金改善
    令和8年度の処遇改善加算見込額は 55,793,666円 であるのに対し、当法人ではそれを上回る 59,633,666円 の賃金改善を実施する計画を立てています。
  • 月額賃金改善への集中配分
    加算による改善見込額( 59,633,666円 )のすべてを、基本給や毎月支払われる手当といった “”月額賃金の改善”” に充てることで、職員が安心して長く働き続けられる給与体系を維持しています。
  • 基本賃金水準の維持
    加算による賃金改善とは別に、基本となる賃金水準を一方的に引き下げないことを誓約し、適正な処遇を保証しています。

職員一人ひとりが将来の見通し(キャリアパス)を持って成長できるよう、評価・昇格の仕組みを整えています。

  • キャリアパス要件の整備と誓約
    任用要件、賃金体系の整備、研修の実施(要件Ⅰ・Ⅱ)、昇給の仕組みの整備(要件Ⅲ)、および改善後の賃金要件(要件Ⅳ)について、必要な基準を満たすよう計画的かつ段階的な整備を進めています(配置要件等である要件Ⅴは適合済み)。
  • キャリア形成を支える仕組み
    ・法人の経営理念やケア方針、人材育成方針を明確化し、目指すべき職員像を共有しています。
    ・新入職員や経験の浅い職員に対し、仕事やメンタル面のサポートを行う「エルダー・メンター制度」等を導入し、不安を解消して安心して長く働けるサポート体制を整えています。
    ・上司や担当者による定期的なキャリア面談を実施し、キャリアアップや働き方についての相談機会を確保しています。

介護プロフェッショナルとしての専門性を高めるため、学び続ける環境をサポートしています。

  • キャリアに応じた学習体制
    研修の受講実績やスキルアップの成果を人事考課と連動させ、主体的な学びを促しています。
  • 専門研修の受講支援
    介護福祉士実務者研修、ファーストステップ研修、喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員向けのマネジメント研修など、多種多様な研修受講を支援しています。
  • 理念・基本方針 of 学習
    利用者本位のケア方針、介護保険制度の基本、法人の理念等を定期的に学び、サービスの質向上に努めています。

無資格・未経験からでも段階的にステップアップできるよう、資格取得を強力にバックアップしています。

  • ステップアップ支援
    働きながら介護福祉士の国家資格を目指す職員に対し、””実務者研修の受講支援”” を行っています。
  • 専門資格・技術の取得推進
    ファーストステップ研修、喀痰吸引等研修、認知症ケアなどの専門資格の取得を支援し、チーム全体の専門性を底上げしています。

最新の介護テクノロジーや業務プロセス改善を導入し、現場の肉体的・精神的負担を軽減しています。

  • 介護ロボットやICT機器の導入
    ・転記や入力作業を削減し、情報共有をスムーズにする 介護ソフトや、タブレット・スマートフォン等の情報端末を導入・活用しています。
    ・利用者様の安全を守りつつ職員の夜間巡回負担を減らす”見守り機器”などの介護ロボットを導入しています。
    ・迅速な連絡や緊急時の連携のため、”インカム”やビジネスチャットツール等のICT機器を活用しています。
  • 介護助手の活用と間接業務の外注
    食事の準備や片付け、清掃、ベッドメイク、ゴミ捨てなどの間接業務について、介護助手の配置や外部専門業者への委託(アウトソーシング)を実施。これにより、介護専門職が利用者様への直接ケアに専念できる体制を作っています。
  • 業務の標準化と「5S活動」
    ・厚生労働省の「生産性向上ガイドライン」に基づき、業務改善を組織的に行う委員会やプロジェクトチームを立ち上げています。
    ・業務時間調査などを用いて現場の課題を「見える化」し、手順書(マニュアル)の整備や”5S活動”(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を実践して無駄のない動線と安全な職場を確保しています。
    ・有給休暇を取得しやすいよう、複数担当制を導入し、業務の属人化を防ぐ取組を行っています。

職員が健康で、仕事と私生活を両立させながら安心して働ける環境を整えています。

  • 心身の健康管理と相談体制の構築
    ・業務上の悩みや福利厚生、メンタルヘルスについて相談できる “”相談窓口を設置”” しています。
    ・短時間勤務者なども含めた健康診断やストレスチェックの実施、心身を休められる休憩室を整備しています。
    ・腰痛予防のための介護技術の指導や、””腰痛対策研修””、管理者向けの雇用管理改善研修を実施しています。また、事故・トラブルに対するマニュアルも整備しています。
  • 仕事と家庭の両立支援(ワークライフバランス)
    ・育児や家族の介護等と両立できるよう、休業制度を充実させ、””事業所内託児施設”” を整備しています。
    ・多様なライフスタイルに合わせ、勤務シフトの調整や短時間正規職員制度、非正規職員から正規職員への転換制度を設けています。
    ・有給休暇の取得促進に向け、具体的な取得目標を定め、上司からの積極的な取得の呼びかけ(声かけ)を実施しています。
  • 職場内コミュニケーションの円滑化
    ミーティングを定期開催し、職員の「気づき」から生まれる職場環境やケア内容 of 改善提案を積極的に取り入れています。

地域の皆様とのつながりや、働きがいの感じられる職場づくりに努めています。

  • 多様な人材の入職促進
    他産業からの転職者、主婦層、シニア世代など、介護業界での経験や資格の有無にかかわらず、””意欲のある方を幅広く受け入れる採用体制”” を整備しています。あわせて、職場体験の受け入れや、地域行事の主催・参加を通じて、介護の仕事の魅力を発信しています。
  • やりがい・働きがいの醸成
    ・地域包括ケアシステムの一員としてやりがいを持って働けるよう、地域の児童や住民の皆様との交流の場を設けています。
    ・日々のケアの中で得られた好事例や、利用者様・ご家族の皆様からいただいた温かい感謝の言葉などの情報を職場内で共有し、日々のモチベーション向上につなげています。

令和8年度
介護職員等処遇改善加算に係る計画書(PDF)