社会福祉法人健康会 そらいろ保育園

社会福祉法人健康会 そらいろ保育園

そらいろ保育園は、特定医療法人健和会、医療法人庸愛会、社会福祉法人健康会、有限会社アイワで働く職員のこどもたちと共に地域のこどもたちを受け入れている定員40名の小規模保育園です。
それでは、社会福祉法人健康会そらいろ保育園の勝部徹保育課長にいろいろお聞きしたいと思います。
（註）企業が自社の従業員の働き方に応じて、多様に柔軟な保育サービスを提供できます。
地域のこどもを受け入れることにより、施設運営の安定化を図ったり、地域貢献を行うことができます。

Q そらいろ保育園を一言でいうとどんな保育園でしょうか？

A そらいろ保育園の保育理念でもある、ひとりひとりの育ちを大切にする保育園です。
大型の保育園でもなく、0歳から2歳しかいない小規模保育園でもないそらいろ保育園は、0歳から2歳しかいない小規模保育園ではないそらいろ保育園は、0歳から小学校就学 前まで継続して、ひとりひとりの育ちを大切に出来る保育園です。

Q ひとりひとりの育ちを大切にするそらいろ保育園が目指している保育についてお聞かせください。

A 当園の強みは異年齢交流です。0歳から年長児までが一緒に過ごすことで、ちいさい子がおおきい子のやっていることをいつも見て真似をするんです。
おおきい子はちいさい子がいつもそばにいるので、誰から何を言われるわけでもなく、自然とちいさい子の面倒を見るそんな大家族のような体験ができます。また、何百人と園児のいる保育園の行事ごとにひとりひとりにスポットライトを当ててというのはなかなか難しいのですが、当園は40人規模の保育園なのでみんなが主役になれる。ひとりひとりを主役にする保育を行うことで、自分自身を大切にし、相手の事も思いやる事のできる人に育ってほしいと願っています。

Q 保育園として大切にしている取組みをお聞かせください。

A 1つはリズム運動です。当園には園庭がありませんがこどもたちが園内で運動できる空間を作りたくて、2階に柱のない大空間を作りました。その中でピアノの音を聞いてこどもたちが運動をします。このリズム運動では 参加しない子をそのままにするのではなく「ちょっとでも参加しよう」と働きかけをします。また出来ないからやらないのではなく、少し簡単な動きからでもやってみるように声を掛けます。みんなが前より少し上手になることを目指して行います。それからリズム運動というのは誰かの合図で動くのではなく、ピアノの音を聞いて、こどもたちが思い思いに動いて、思い思いに戻ってくる運動です。指示を待つのではなくこどもたちが自主的に動く力を養ってほしいと思っています。
2つめは散歩です。雨さえ降らなければ必ず散歩に行きます。だからそらいろ保育園のこどもたちはとてもよく歩きます。そして地域の公園をとてもよく知っています。園庭が無いことをデメリットと思うのではなく、地域全体 を自分たちの園庭だと思えばいいじゃないかという気持ちでいます。
もうひとつは海老ケ瀬前園長のライフワークでもある絵本です。毎月1回「えびがっちゃん文庫」という読み聞かせを続けています。こどもたちに絵本を通じて、ワクワクする気持ちを体験したり無限に広がる絵本の 楽しい世界を味わってほしいと思っています。

Q 屋外活動する時の事故防止などのリスクマネージメントについてお聞かせください。

A 事故防止のためのマニュアルを作成したり、公園内の危険な所やそこへ行くためにこんな危険なことがあるよねという「お散歩マップ」を作成し、活用しています。散歩のコースに沿って横断歩道はこうなっているとか、車の通行量とかについての情報を共有することで、職員としてリスク回避に取り組んでいます。

Q 保育園として地域とどういう関わりを持ちたいと考えられていますか？

A 開園当初に「あそぼう会」という企画を行いました。これは地域のこどもたちに当園の園児と同じ体験をしてもらう試みでした。まずはリズム運動を園児と一緒に参加してもらいました。コロナ対策をしながらにはなりますが、これからも集団遊びやごっご遊びなど色々な内容でもできるのではないかと思います。
また、園医の河本先生と小児の予防接種についての勉強会を開催しました、小児科の先生に地域のお母さんからの質問などに答えていただけるいい機会になりました。テーマを変えて継続できると思います。
これからの企画としては、地域の元気な高齢者に先生になっていただき、当園に教えに来ていただきたいと考えています。例えば昔の遊びとか料理とか、色々な事を園児と一緒にやってもらうイメージです。
現在、地域の他の保育所に、本の読み聞かせや手遊びなどに参加させてもらっています。今後は交流先を増やし、交流内容もリズム運動や泥んこ遊び、集団遊びなど色々なこども同士の交流も進めていきたいと思っています。
子育て中のお母さんお交さんや高齢者との交流など様々な世代との交流も実践して行きたいと考えています。

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