健和会通信「ネパールだより」

健和会通信「ネパールだより」

石田先生からネパールでの近況を知らせるたよりが届いたので一部掲載します。なお、詳しい活動内容は、今後発行予定の「ジャルジャラだより」に掲載します。

ネパールは今、例年より長かった雨季がやっと終わって乾季が始まり、雨対策に代わって寒さ対策が必要になっています。10月下旬、ネパールはティハールというお祭りで病院も1週間の休みとなり、ほっと一息ついているところです。

ダリットコミュニティーのマザーグループがティハール祭を祝って病院前で歌と踊りを披露してくれました。
その即興の歌詞は、なんと“ジャパニ・ドクター ロングライフ”。皆さんの期待に応えて長生きしなければとあらためて痛感しました。

マザーグループは、地域のお母さんたちの自主的組織、そのまとめ役・女性コミュニティーヘルスボランティア(FCHV)とともに地域の母子保健の中心的な担い手です。
マザーグループと女性ヘルスボランティアのネットワークは山奥に散在する小さな村々にも及び、村の女性ボランティアがヘルスポストと協力して村人の健康を守っています。

アフリカなどの内戦地帯と異なり、ネパールでは10年間の内戦の時代にも妊産婦死亡率、乳幼児死亡率など衛生指標が改善し続けました。この事実に外国の専門家たちは首をかしげるのですが、現場を訪れると、その時代に彼女たちが先頭に立って旧社会体制の女性差別の壁を破り、地域の母子保健も前進したことが理解できます。

当面、年間2回1カ月余り帰国し、それ以外はタバン村に腰を据えてネパールのへき地医療に専念する予定です。次回の帰国は12月6日から来年1月17日まで、その次は来年6月下旬からの帰国を予定しています。
帰国時には報告会など支援していただいている日本の皆様との交流を予定しています。
次回帰国時には12月24日朝10時から京都・東山市民活動センターで開かれる“川合ゼミ”の会合で報告させていただく予定です。
年明けにはうえだ下田部病院でも報告会が出来ればと思っています。ご協力よろしくお願いします。

今回のたよりには、前回帰国時に行った報告会の要旨や、この間のタバン村での医療活動報告が詳しく書かれています。内容的には、経済的問題や地理的問題で救うことができなかった患者さんに関する報告等も含め、へき地医療の過酷さと今後の課題が述べられています。

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