当院では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みを行っております。
現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いています。このため当院では、後発医薬品がある医薬品について、特定の「商品名」ではなく、有効成分をもとにした「一般名処方(※1)」を行う場合があります。
一般名処方を行うことで、有効成分が同じ複数の医薬品から調剤が可能となり、特定の医薬品の供給が不足していても、患者さんに必要なお薬をより提供しやすくなります。
また、いわゆる長期収載品(※2)について、医療上必要と認められない場合であっても、患者さんの希望によりこれらを処方した場合には、「選定療養」として扱われ、患者さんに追加の費用負担が生じることがあります。
当院では、一般名処方の趣旨をご理解いただいたうえで、適切なお薬を提供できるよう努めてまいります。
ご不明な点がございましたら、当院職員までお気軽にご相談下さい。
※1 一般名処方とは
お薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方せんに記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者様に必要なお薬が提供しやすくなります。
※2 長期収載品とは:
長期収載品とは、特許切れや再審査期間終了後、同じ有効成分を持つ後発医薬品(ジェネリック医薬品)が発売されているにも関わらず、薬価基準に長期間収載されている先発医薬品のことです。
・当院は後発医薬品使用体制加算に係る届出医療機関であり、厚生労働省の後発医薬品使用推進の方針に従い、患者負担の軽減、医療保険財政の改善に資するものとして、ジェネリック医薬品の使用に積極的に取り組んでいます。
・医薬品の供給状況により治療計画の見直しを行う等、薬剤の使用に適切に対応する体制を有しております。
・上記に伴い投与する薬剤が変更となる場合には患者様へ十分にご説明させていただきます。
「ジェネリック医薬品」について
ジェネリック医薬品は、新薬と同一の有効成分を含んでおり、効き目や安全性も新薬と同等であると国(厚生労働省)が認めております。(新薬と同等に試験も実施済※)
※行われている試験(出展:日本ジェネリック製薬協会ホームページ)
◆溶出試験:新薬と同じくらいに有効成分が体内で溶け出すかを調査する試験
◆生物学的同等性試験:新薬と同じ速さ同じ量の有効成分が体内に吸収されるかを比較する試験
◆安定性試験:品質が気温・湿度に影響されないかどうか、長期に保存しても変化がないかどうかを確認する試験
また、医薬品メーカーによってお薬の形や味を改良し、飲みやすいように製造工夫が図られています。
いずれに関しましても、ご不明な点がございましたら、主治医または薬剤師にお尋ねください。
受付時間
午前:7:00~12:00
午後:12:30~15:30
診療時間
午前:9:00~12:00
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休診日
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