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健和会通信「法人全体で新型コロナ感染予防へ」

健和会通信「法人全体で新型コロナ感染予防へ」

5月20日(金)感染対策委員会主催で、「COVID19 正しく理解して感染対策」をテーマに研修会が開催されました。各部署から32名の参加者があり、多少「密」状態になりましたが、換気もしっかり行い、基本的に話すのは報告者だけということで、感染対策もしっかり行われました。

研修会は前半―後半に分けられ、前半では感染予防の必要性から始まり、新型コロナウイルスに関する基礎知識、感染の経路、クラスターが起きる原因、さらに法人内での具体的な感染予防対策として、手指消毒、PPE(個人防護具)の脱着方法などが報告されました。

後半では、実際に看護師がPPEの脱着を以下の手順で行いました。
①手指消毒➡②不織布ガウン➡③N95マスク➡④シール付きフェイスマスク➡⑤ヘアキャップ➡⑥手指消毒➡⑦ニトリル手袋➡⑧袖付きエプロン➡⑨プラスチック手袋➡完成

PPE装着後、脱着方法をレッドゾーン、イエローゾーン、グリーンゾーンごとにその回収方法も含めて実演しました。
4階コロナ病床では、病床稼働数にかかわらず、毎日・毎回病床へ入るたびに上記の脱着作業を行います。これは実に大変なことです。これから夏に向かう中で、エアコンが効いているとはいえ、これだけの「厚着」をし、さらに密閉度が高いことにより、スタッフの負荷は大きくなります。

今回の研修会では、単なるPPEの脱着方法ということだけでなく、こうした感染予防対策を徹底することで、スタッフ間だけでなく、法人内、家族内へウイルスを持ち込まないために、最前線で頑張ってもらっていることについても思いを寄せたいと思います。